銀座並木通り7丁目にある岡半は、新橋の高級料亭金田中の姉妹店であり、東京でも故郷の松阪牛の味を堪能して貰いたいとして昭和28年に開店したステーキ専門店である。
名前の「岡半」は文豪吉川英治が名付けたと云う。
金田中ビルの8階にあるので銀ブラ程度の散策ではなかなか見つからない。
SNSか美味しいものランチの雑誌で知り、訪ねることでもしない限り。
私はSNSで知り、平日の12時頃行ったのだが
エレベーターを8階で降りた処、フロアは人で溢れ予約の書き込みすら出来ない状態だった。仕方無しにランチ終了近くの13時過ぎに再訪することにして、月光荘とか他に行きたい場所等が何処にあるか確認しながら銀座の街をそぞろ歩いた。並木通り、みゆき通り、スズラン通り、ガス灯通り、レンガ通りなど1時間程廻って再び岡半に来た。
10人位は待っていたが予約表に書き込むことは出来た。外に出てる客もあるので席順は15番目位だったかと思う。待ち椅子はあったが座れなかった。
空腹でこれ以上動くのも難儀になっていたので待つことにした。夜は松阪牛が中心で万単位の料金だが昼は2000~4000円とかなりリーズナブルな料金となる。勿論松阪牛ではなく黒毛和牛(常陸牛)である。私はロースとフィレが半々ずつ食出来る特製ランチ3800円のものを注文した。席に案内されたのは40~50分後してからだった。
目の前の鉄板で焼いて提供される。
ビルは新しくはないが内装は流石に洗練されており、外に植栽を呈した和の空間がある。
窓の外に見える目の前の白い一面の壁は、資生堂が運営する超高級フレンチレストラン「ロウジエ」である。
大きな白壁の建物はやはり、分からなければ通り過ぎて行くだけだろうし、ここに入るのにはある種の緊迫感が必要だろう。
〈野菜と肉のたれ〉
〈スープ、目前で焼かれた黒毛和牛、味噌汁、ライス、私は垂れは殆ど浸けなかった〉
〈食後別室で珈琲、紅茶、又は抹茶が提供される。今回は抹茶にした〉
銀座で此れだけの味を3800円で食することが出来るのは実に嬉しい。店の方に「いつもこんなに混むのですか」と聞いたところ数ヶ月前誰かのSNSで紹介されたのがきっかけになり此処のとこずっとこんな感じだと云うことだった。多忙な中でも接客態度は実に丁寧であった。
「懲りずにまた来てください」と言われたので「また来ます」といって店を後にした。
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#リーズナブルで美味 #接客良好