アメリカ橋とアメリカ橋公園

アメリカ橋公園
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恵比寿東口改札を出て、400mの長いスカイウォークに乗った。

降りると左手には、くすのき通りに面した

細長いアメリカ橋公園がある。名称はアメリカ橋に因んでいる。公園内には著名な照明デザイナーアメリカ国旗スターズ&ストライプスをイメージして設計した光のモニュメント「星のアンサンブル」が設置されている。

憩いの場所だが人影は殆んど無い。

 

アメリカ橋

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右手には恵比寿南橋、通称アメリカ橋がある。

青緑の鉄製跨架橋で橋下を山手線、埼京線湘南新宿ラインが走る。

1904年のセントルイス万国博覧会で展示されたものを1906年この地に運び設置したもので1970年に改築され今に至る。

 

この橋の袂に佇むと思い出す。

熱かった青春の一時をここで過ごした二人が

時を経て出逢い、その頃を懐かしみ、想い出を語り、また再び別れ行く切ない物語を。

「やるせない恋

       埋めた街

           角部屋の灯り」

詞は昭和の時代、各界の著名人が集った銀座の高級クラブ“姫”のオーナーだった山口洋子による。直木賞作家でもあった彼女がこの詞を書いたのは重い病を克服してからのことだという。年齢は60歳を超えていた。

熱く、儚い青春の想いを

凝縮させたような詞。

そして邂逅と戸惑い。

人はいつだって青春なのかもしれない。

 

自らの青春が重なる。

ずっと語り合った夕暮れの部屋

文学やら音楽やら哲学やら

若さに任せた愚かな饒舌に

あのひとは向き合ってくれた。

熱情とときめき、

恋と呼べるようなものだったのか。

伴に歩いた渋谷や表参道の街々、

ホテルのラウンジやレストラン、

美しく華やかだったあの人の顔が

胸に浮かぶ。

部屋でよく歌を唄った。フランス語やドイツ語で「ロマンス、パリの空の下、ローレライ」等々...

そして何よりもあの女(ひと)が好きだった、

ダミアの

「Tu ne sais pas aimer」

臈長けたあのひとをこの歌のように哀しませた男が居たのだろか。

 

「貴方は愛する術(すべ)を知らないのだ

   人の気も知らないで

   若い愚かな情熱、求めるのは快楽だけ」

 

この歌の詩のように、何も解らず、

若さに任せて突っ走ったあの頃、

あのひとの心を充たすことは出来なかった。

悲歎と煩悶、慟哭、打ち捨てられた恋。

色彩の消失、涙と絶望。

Lacrimosa”が天穹に谺する。

 

あのひとは今何処の空の下に...

もう決して逢うことはない

忘れ得ぬあのひと

adieu!...

 

 

 

 

 

 

 

嘘つきに関する序章


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小伝馬町界隈には30以上のギャラリー

がある。

上記の不思議なタイトルに惹かれ

REIJINSHA GALLERYを訪れた。

画家は荒木名月という長崎に住む

20代の女性である。

“記憶の断片や妄想が錯綜したような

虚構の世界を表現し、画家自らを嘘つきと

称し、初めての個展であることから

序章とした”と案内書にあった。

都内の美術館展を検索していて見つけたのが、この展示会の

最終日9/6金曜日の2日前だった。

5日は都合が付かず6日しか鑑賞の機会はなかった。

当日、日比谷線小伝馬町駅から歩いて5分位の場所にある瀟洒なギャラリーに

向かった。

晴れた暑い日だった。

 

画家は不在だったがギャラリーの若い女性の方が絵の1枚毎の意を丁寧に説明して

くれた。

 

<太陽系の企み>

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<光線が墜落する>

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<あなたは空で出来ている>

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<的は軌道を回る>

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最初の案内はがきの絵のタイトルは

<電話機は呪文を繰り返す>

 

不可思議な絵はタイトルを与えられ、

より一層虚妄の世界の深部を描き出している

かのようだ。

画家の勝手気儘な妄想は宙を駈け、発散した空想はカンバスに乱舞する。

シュールで何処となくアイロニカルな画風は見る者を惹き付ける。

 

荒木さんの絵を見ながら東京都美術館にマネの“フォリーベルジェールのバー”が来ているので興奮していることや、ゴッホの“夜のカフェテラス”や“ローヌ川の星月夜”が好きだとか、マネを支持したボードレールや終生マネの友であった象徴派の詩人マラルメについて話し込んでしまった。

絵を購入するわけでもなく、説明をしてくれた女性の方にとってはさぞかし迷惑であったに違いない。

と思われるが...

 

購入は次の機会にしよう。

江戸通りを歩き、日本橋まで出て帰ることにした。

 

 

 

 

 

 

年の瀬の銀座

交通会館ライトアップ
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数寄屋橋交差点附近
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数寄屋橋交差点

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数寄屋橋公園

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四丁目交差点
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並木通り
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みゆき通り
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交詢社通り
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すずらん通り
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昭和感漂う交通会館地下
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12/30月曜日、仕事は終わっていたので

年の瀬の銀座を見学に行った。

かなりの混雑で、それはデパートやレストラン、ショッピングセンター、居酒屋等全般にわたっていた。

中央通りから1、2、3本と入った西五番通り、すずらん通り、並木通りでも行き交う人々で溢れていた。

若松で元祖あんみつを食べようと思ったか混雑で断念。取り敢えず松屋キャンティのクッキーと茂助の団子と金鍔を、向かいの木村屋で人気No1といわれる1個250円のバターあんぱんを買った。

いつ行っても銀座は心が躍る。

 

 

根岸の名店

鷲神社の一ノ酉に行く途中立ち寄った。

根岸柳通りにある昔ながらの西洋料理店、

香味屋(かみや)。

外観は質素だが店内は瀟洒で、高級感漂う

レストラン。

 

オムライス、カニピラフ、ハンバーグ、ビーフシチュー等伝統の料理が賞味できる。ステーキもあるがかなり高価で銀座の高級店に匹敵する。ワインの種類も豊富だ。

今回はビーフシチューをオーダーした。

単品毎になるのでサラダ、珈琲まで一通りオーダーすると金額は結構嵩むものだが名店の味を堪能できる。

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参考までにこのレストランの近くに

定谷というステーキの名店がある。

著名な作家や芸能人が足を運ぶ、

隠れ家のような店で、薄汚れた狭い

路地裏を入った処にある。

言われなければ誰も気付きそうにない。

完全予約制でランチは1万円から、

ディナーは3~10万円だそうだ。

高倉健も通ったというので名前は知っていたがそれにしてもこんな処に

名だたる高級店があるとは驚いたものだ。

日比谷公園の紅葉

 

都内の紅葉狩は見処も多く、大抵はライトアップも伴って行われる。ホテルの庭園、各公園、それ等と近代建築との対比も結構楽しめるものだ。

紅葉と云えば秋を想定するが、都内の紅葉は12月初旬から中旬までの初冬に最も美しい彩りを呈する。小春日和の麗かな陽ざしに照り映える紅葉や銀杏の美しさは何度見ても感動する。

 

明治初期には陸軍練兵場であった処を整備し1903年(明治36年)、日本初の洋式庭園

日比谷公園として開園させた。

鶴の噴水がある雲形池周囲やつつじ山の紅葉、松本楼附近の銀杏が美しい。

雲形池の鶴の噴水は東京美術学校(現東京藝大)津田信夫、岡崎雪声の両氏により   

制作された。

 

雲形池、つつじ山周囲の紅葉

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松本楼周辺

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昼時は常に行列ができる老舗の

西洋料理店松本楼

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曇一つない初冬の日比谷の空 

左がミッドタウン日比谷、右が帝国ホテル

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恵比寿麦酒祭

今年で11回目を向かえる恵比寿麦酒祭り。

混雑さは相変わらずだ。入場料はかからないが飲食料金は発生する。フードコートでは

ガーデンプレイスでの人気店の味が楽しめ、

マルシェには市場が立つ。

様々なヱビスビールは勿論、ヱビスプレミアムやジョエル・ロブションとコラボしたフレンチピルス等限定樽生も味わえる。

 

煉瓦造りの3階建ての醸造所が完成したのは130年前の1889年のことであり、ここに

ヱビスビールが誕生した。

12年後の1901年、出来上がったビールを運ぶために、工場脇に貨物駅が作られた。

そこに人々が集い街ができ、

工場周辺の地名が恵比寿となった。

 

やがて老朽化した工場は取り壊され、

1994年、その工場跡地に恵比寿ガーデンプレイスがオープンした。

サッポロビール本社、飲食店、デパート、

ガーデンシネマ、ガーデンタワー、東京都写真美術館等多くの施設が建ち並び活況を呈し現在に至る。

坂道のプロムナードを進むとビアホール、

更にシャトー広場、シャトーへと連なる。

シャトー内にはフレンチの名店ジョエル・ロブション2店が入る。

1Fにはロブションの日本第1号店でやや

カジュアルな「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」、

2F、3Fにはジョエル・ロブションの最高峰

ブランド「ガストロノミー ジョエル・ロブション」がある。

通りを渡ればウェスティンホテルへと続く。

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東京都写真美術館
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シャトー
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ラターブル ドゥ ジョエル・ロブション

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ウェスティンホテル

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プロムナードでは11月2日からのライトアップ準備に追われていた。

 

 

 

  

    












GINZA・SIX屋上


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ルーフトップ・オーケストラ

“音を奏でる庭園”

GINZA・SIX屋上庭園に設置された

モニュメントに触れると、庭園に

インスピレーションを受けた36の音色

が、それぞれの触れ方によって空間全体に

音を奏でると同時に光を放出するf:id:gaganbox:20190930141436j:image
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銀座シックスの屋上庭園は360度の展望が拡がる。一定の間隔でベンチも設置され、

夜景を見ながら語り合うカップルも多い。

火防、厄除の神社もある。

 

東京タワー方面
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レインボーブリッジ方面
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屋上庭園の明神様
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靍護大明神は今を去る約200年、伏見稲荷本宮より勧請して江戸の根岸の里に奉安された。

霊験顕であり、特に火伏の神として、近年の例をあげれば大正12年関東大震災大正14年の日暮里の大火においても、火の手が迫り既に危くみえたが、神社社殿は勿論松坂屋舎宅の凡てが難を逃れたと記されている。

 

関東大震災の翌年、銀座初となる百貨店を開業させた松坂屋は1929年(昭和4年)火防、厄除の神、大明神神霊を分霊し松坂屋屋上に奉安遷座した。

銀座六丁目地区の都市計画により、2013年(平成25年)銀座松坂屋は90年に及ぶ歴史に幕を閉じ、建物は解体された。

2017年(平成27年)複合施設GINZA・SIXとしてあらたに開業されると同時に

大明神もGINZA・SIX屋上に鎮座まします。


特に神社巡りが好きな訳ではないが、

路地裏、ガード下、デパ地下、カフェ、

レストランなど時に任せて経巡る遊民の気儘な街歩きは様々な発見を齎す。

催物を見る目的でGINZA・SIXの屋上庭園に来たとき偶然この朱色の鳥居を見て、百貨店屋上や狭い銀座の路地裏に少なからず神社があることに気付いた。

この他にも、日本橋では三越高島屋屋上、新宿では伊勢丹小田急マンハッタン階の庭園、そこがライトアップされる高島屋等に

神社は鎮座する。

 

おまけ

新宿高島屋庭園のライトアップ
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