世界一小さな島

ランゲルハンス島。膵液という大海原

に約100万個点在する。直径は

100~300μm。世界一小さな島。

ドイツの医学生ランゲルハンスが発見

したことからこの名がある。しかし、

その機能が発見されるのは50年以上

経てからである。1921年カナダ-トロント

大学の学生ベストと外科医

バンディングにより

そのホルモンは確認された。

"真夏のトロントの奇跡"

インスリンの発見である。

 

 ランゲルハンス島は

以下に述べるホルモンを血管内に分泌

するので内分泌系と呼ばれる。

膵臓全体の占有率は10%以下である。

 ①α細胞

      ランゲルハンス島の約15~20%を占める

      グルカゴンを分泌し血糖を上昇させる

②β細胞

       ランゲルハンス島の約75~80%を占める

       インスリンを分泌し血糖を低下させる

③δ細胞

        ランゲルハンス島の約5%

         ソマトスタチンを分泌し、グルカゴン

         及びインスリンを含めたランゲル

         ハンス島全体のホルモン分泌を

         調整する

 

         以上この島の働きを簡単に

         述べた。