DNAとRNA

核酸にはDNAとRNAがある。

DNA(デオキシリボ核酸deoxy-ribo-nucleic-asid)は2つプリン塩基アデニン(A),チミン(T)と2つのピリミジン塩基グアニン(G)、シトシン(C)の4つの塩基からなり、それぞれの塩基は糖デオキシリボースとリン酸で繋がっている。

RNA(リボ核酸ribo-nucleic-asid)は2つのプリン塩基アデニン(A),ウラシル(U)と2つのピリミジン塩基グアニン(G)、シトシン(C)の4つの塩基からなり、糖リボースとリン酸で繋がっている。

違いはDNAではTであったプリン塩基がRNAではUとなっていることと、塩基と結合する糖がRNAではリボース、DNAではデオキシリボース(2´のヒドロキシ基OHが水素で置換され,酸素がとれたdeoxyとなっている)であること、DNAが2本鎖でRNAが1本鎖であることの3点である。

(但しウィルス遺伝子に限っては2本鎖RNA或いは1本鎖DNAも存在する)

DNAではリン酸が結合している糖の炭素の番号に従い5´→3´(塩基の炭素番号と区別するため糖の炭素位置にはプライム´を付ける)の方向性から、塩基はACGTと表し、RNAはACGUと表す。

塩基と糖が結合したものをヌクレオシド、更にリン酸が結合したものをヌクレオチドという。

DNAの遺伝情報は転写されmRNAに伝わり、

mRNAはそれに従いアミノ酸を特定し、

アミノ酸を紡ぎながら蛋白質を合成する。

全ての出発点は4つの塩基にある。

 

〈参照〉
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2018年,金沢工業大学所蔵の世界を変えた書物展で展示されたワトソン·クリックによる二重らせんDNA分子構造解明の1953年ネイチャー論文初版


生命の神秘がたった4つの塩基からなり、それ等が相補的に絡み合った美しい2重らせん構造であることを示したこの僅か2頁足らずの論文は世界中に衝撃を与え、後の分子生物学発展に大きな影響を与えるターニングポイントとなった。

時にワトソン(米国)25歳、クリック(英国)37歳であった。

後1962年にワトソン、クリック、ウィルキンズはこの発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 

 

#DNA分子構造の発見 #ワトソン&クリック

#分子生物学

 

 

 

 

 

相沢三郎陸軍歩兵中佐

1935(昭和10年)当時、陸軍内では統制派と皇道派の派閥抗争が激化していたが統制派を重んじた林銑十郎陸軍大臣に任命された後は、皇道派主導者真崎甚三郎教育総監の罷免を始めとし、陸軍内皇道派の一掃を図った。真崎は強く抗議したが、林は頑として応じなかった。これで陸軍内の均衡が崩れ、陸軍は統制派の支配するところとなり、統制派の黒幕と目されていた永田鉄山は軍務局長の職に就いた。

皇道派であった相沢三郎中佐はこれに反発。台湾赴任の辞令を受けていたが台湾に行ってからでは実行不可能になるので、中佐は任務に就いていた広島県福山から上京し、永田を抹殺することを決断した。途中伊勢の皇大神宮に参拝し、自分の考えが正しいのであれば事が成就するよう祈った。

かくして、上京した中佐が陸軍省を訪れたのは昭和10年8月12日、時間は午前9:40頃、永田は執務中であった。相沢中佐は廊下に鞄とマントを置き、部屋に入り抜刀した。永田をを含め3人が在室していた。中佐は「天誅」と叫び、永田目掛けてまず袈裟懸けに斬りつけた。剣の達人でも、さすがに緊張したのか、この一太刀目の傷は浅かった。不意を突かれた永田は急ぎ隣の部屋に逃れようとした。中佐は覚えず刀身を左手で支え、渾身の力で背中より永田を刺し貫いた。その刀刃は永田の身体は無論、逃れようとした隣室の扉をも貫いた。中佐は更に顳顬(こめかみ)に

一刀を加え、作法に則り喉元にとどめを刺した。剣道4段、陸軍戸山学校で剣術教官を務めた、剣の達人相沢中佐の見事な太刀捌きと云えよう。

その後は全くの平常心で部屋を出、鞄とマントを手にし廊下を歩いて行った。

ただ永田を刺し貫いた時左手で刀身を支えたことで出血し、その手を見た官憲に手当てと称し医務室へ連行された。

中佐は取調べに対し、以下のように述べた。

「この件は天が自分の身体を借りて永田に天誅を加えたもので、私自身には係わりのないことであり、自分は直ちに台湾に赴任しなければならない」

また剣の達人としての自負を持っていた中佐は、迂闊にも左手を添えて己の手を切ってしまったことは誠に不覚であったと歎息している。

中佐は確信犯というより、その事を犯行とすら思ってない。しかし取調べは当然受けた。

 

中佐取調べの最中、雪積る1936年(昭和11)2月26日未明、陸軍青年将校約1500名による近代日本最大のクーデターが勃発する。直接は相沢事件に触発されたとも云われているが権門の腐敗、農村の疲弊は覆うべくもなく青年将校の怒りは頂点に達していた。

♪汨羅の淵に波騒ぎ、巫山の曇は亂れ飛ぶ

溷濁の世に我起てば、義憤に燃えて血潮湧く

権門上に傲れども國を憂うる誠無し

財閥富を誇れども社稷を念う心無し♪

 

岡田茂首相(叛乱軍の誤認により、身代りとなった松尾伝蔵が死亡、岡田は難を逃れた)、高橋是清財務大臣、斎藤實内大臣渡辺錠太郎教育総監等が死亡、警視庁、陸軍省参謀本部、東京朝日新聞首相官邸等が占拠された。

当初陸陸軍省等幹部は蹶起部隊に同調するかのようであったが、その態度は終始曖昧であった。案の定奉勅が下るや否や蹶起部隊を叛乱軍として鎮圧する方向に動いた。叛乱軍との衝突という不測の事態が想定され近隣一般市民は避難した。陸軍及び蹶起部隊の動きを察知していた海軍は東京湾芝浦沖に第一艦隊を集結させ、一旦ことあれば叛乱軍に占拠されていた国会議事堂を艦隊から砲撃する覚悟であった。且つ陸軍鎮圧部隊と共に海軍陸軍隊も蹶起部隊と対峙する一触即発の緊迫した状況となった。事件勃発から3日後の28日詔勅命令発布により、叛乱軍は逆賊となった。空中よりビラが撒かれ叛乱軍兵士達は已む無く各所属部隊へと戻って行った。クーデターは4日で一先ずの決着をみることとなった。結果的に陸軍の主導権は統制派のものとなった。叛乱軍青年将校十数名に死刑判決が言い渡され、その年の7月に刑が執行された。又直接の関与はなかったものの思想的基盤を啓蒙したとして民間人の西田税、「日本改造法案大綱」を著した北一輝も翌年処刑された。当初蹶起部隊に理解を示すような態度を取っていた陸軍上層部に処罰者は無かった。

再審なし、弁護士なし、非公開の暗黒裁判であった。

 

時代は既に激動の昭和の只中にあった。


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東映に「日本暗殺秘録」(1969年上映)という映画がある。映画監督は高学歴者が多いが、この作品の監督中島貞夫も都立日比谷高校から東大文学部へと当時の典型的なエリートコースを歩んだ。現在は開成から東大だが、学区群制度導入前は曰比谷高校が東大合格者数はトップだった。学区群制度が廃止されてからは再び日比谷高校の東大合格者は増加している。

そういうエリートコースを歩いた監督でも東映に入社すれば社の方針に従うしかない。中島のデビュー作はくノ一忍法帖であった。他に893愚連隊、任侠物、日本エロ地帯等多数ある。もっとも当時の東映の敏腕プロデューサー岡田茂も東大卒で中島とは先輩後輩の間柄だった。岡田自身、軀が大きく、声も大きく、言葉使いも荒く、まるで本物のヤクザのようだったと云われた。敏腕と云われた岡田は下火になってきた任侠路線からエロ路線へと舵を切ろうとしていた。エリート中島は「エロとヤクザの二足のわらじを履くようになった」と苦笑している。

 

日本暗殺秘録はそれらに属さない作品だが、上層部とのすったもんだのあげく、東映オールスター共演で桜田門外の変大久保利通暗殺、大隈重信暗殺未遂、安田財閥創業者安田善次郎暗殺、東京市会惨事星亨暗殺、アナーキスト集団によるギロチン事件、陸軍少将永田鉄山暗殺、井上日召を師と仰ぐ一人一殺の血盟団事件、昭和最大のクーデター2:26事件等九つの暗殺秘録を映像化したものだ。上映時間は142分と長くその殆どが血盟団事件の描写に費やされておりやや冗長気味だ。9件の暗殺事件の白眉は前記した相沢三郎中佐による永田鉄山暗殺シーンであるが、それはこの映画全体の上映時間142分中の僅か2分弱に過ぎない。相沢中佐に扮した俳優は高倉健であった。科白は「天誅」の一言のみである。まるで相沢中佐の心霊が憑依したような迫真の演技だった。142分中この2分弱のシーンがこの映画で目を見張るものであった。

高倉健東映を離れた後、様々な監督と退屈で、しかも東映の延長線上に過ぎない映画を何本か撮っているが、それ等の映画より、この相沢三郎という特異な軍人を演じた2分弱の東映時代の演技の方がはるかに面白い。

 

映画ではこの相沢事件に次いで2.26事件が映像化されている。相沢中佐は2·26事件の陸軍軍法会議審議の最中昭和11年7月、2.26事件の結審前に急ぎ銃殺刑に処せられた。

2.26事件後の相沢裁判は非公開で証拠申請は悉く脚下されていた。

中佐は長身で、筋骨逞しく、古武士の風格があり、謹厳実直、至誠の人であった。

刑を前にして申し残すことの有無を訊ねられた時

「一切のことは処理してありますので、何も思い残すことは有りません。色々お世話になりました。お蔭で健康でありました」

 

「私には目隠しをしないで下さい。武人の汚れですから」

「いやそれでは射手が困るので」

「射手が困る?そうですか、それでは目隠しをしましょう」と素直に応じた後、

一杯の水を飲み泰然として刑を受けた。

 

武士(もののふ)と云われた男達の居た遠い昔の話である。

 

コロナワクチン第3回目,ブースター接種を受けて

第1回目がファイザー製のコミナテイであったので、2回目も自ずとそれになった。

3回目接種について役所に問い合わせた処、2回目接種の8ヶ月後であることを聞き、

聊か驚いた。諸外国で感染が拡大しつつあるのに8ヶ月後の根拠は何なのか。当たり前のことだがさすがに前倒しはされた。

ブースター(追加)は交互接種が認められているのでモデルナ製を接種することにした。

理由は単純に同じmRNAワクチンでも違う種類のものを接種したかったことと、ファイザー製の温度管理や希釈するという作業(正確に希釈されているかということに)対してやや不安があつたからである。

1回目、2回目ファイザー、3回目モデルナが最も抗体が増えるというデータは報道されていたが、それが果たしてどれ程のエビデンスを伴ったものかどうかは現時点では顕かではない。

 

大手町の大規模接種センターでの第1回目の申込みは1/28日の金曜日、18時からだった。モデルナ製は不人気であることから、筆者は油断して18時を10分程過ぎてから申込んだところ、既に9分間で720人分の予約は埋まってしまっていた。従って初回はLINEの友達登録のみしか出来なかった。次回は2/7日、月曜日18時からであったので全ての入力を済ませ、18時きっかりに送信したところ希望接種日の予約を取ることが出来た。

しかしやはり、予約人数を3倍に増やしても15分程で予約は完了してしまったので初回予約より早くその枠は埋まったと云える。モデルナ注が不人気だと云うのは本当なのか?

会場は大手町合同庁舎3号館で東京メトロ大手町駅で降り、ホームを神田橋方向へ向かい地上に出る。日比谷通りに出て北に向かうと左側に接種会場が見える。駅から徒歩約3分で到着する。駅には案内の貼紙が多数あり、各所にスタッフが立っているので迷うことはない。

入場は予約の1時間前からとなる。

入場→手指消毒·検温→接種券確認等受付→

問診→接種→接種後の15分待機→接種済券発行→退出となる。

やや混雑していたが以上のような順番で整然

と進んで行くので待たされるという感覚は無い。

 

〈神田橋。此処までが日比谷通りで神田橋を過ぎると本郷通りとなる〉
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本郷通り沿いにあった早咲きの桜〉
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〈接種会場〉
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〈大手門   江戸城本丸登城の正門〉
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〈大手門から見るビル群〉
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モデルナ製のワクチンはブースター接種を期に、これ迄の旧名COVID-19モデルナワクチン筋注から、スパイクバックス筋注というやや洒落た商品名になった。品名はコロナウィルスの感染蛋白スパイクに由来する。尚モデルナ社の名の由来はModified(修飾)mRNAから来ている。

一般名はエラソメラン。コロナウィルス修飾ウリジンRNAワクチンでSARS-CoV-2のスパイク蛋白類縁体全長をコードする4101個のmRNA残基をLNP(脂質ナノ粒子)に封入したもので1バイアルに5mLを含有する。

 

1,2回目接種は0.5mL(エラソメランとして0.1mg)であったがブースター接種では0.25mL(エラソメランとして0.05mg)の半量投与となる。それでもコミナティよりmRNA量は多く十分な効果は期待でき、希釈の必要性がないことから接種者にとっては手間が省ける(正確性がより担保されると言った方が良いのかも知れない)という利点があり、接種を受ける側としても希釈が果たして正確に出来ているか考慮しないで済む。

mRNAワクチンは生ワクチンや不活化ワクチンとは異なり、ウィルスそのものを接種するのではなく、ウィルス感染蛋白の遺伝情報のみを体内に注入し、生体内のリボソームで一過性にスパイク(S)蛋白を作らせる。各種免疫細胞はこれを記憶し、ウィルス感染時は中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導され、ACE2受容体への結合を阻害する。

ウィルスそのものを接種するのではないので危険性はなく、S蛋白生成後mRNAは分解され、核内に入り込むことは無い。10年以上にわたる研究者達の弛まぬ努力と執念がまさに画期的なワクチン作りを成し遂げた。又このワクチン作成に於いて日本人研究者のキャップ構造の発見と、日本企業、とりわけヤマサ醤油ヌクレオシド生成技術が欠かせないものとして挙げられる。

 

スパイクバックス接種後の筆者の状態は接種部の痛みと、翌日の倦怠感であった。熱感はあったが検温では36.6℃と発熱は認められず翌々日にはこれらの症状は消失した。

その他の副反応はあらわれていない。

 

ギリシャ文字の15番目の文字を冠したオミクロン株はこれ迄の株以上に伝播性に富み、僅か1ヶ月で1億人を感染させ世界の感染者累計は4億人を超えた。世界全人口78億人の5%以上がSARS-CoV-2に感染したことになる。死者は580万人に達している。

日本人口1億2千万の内累計感染者数は400万人、死亡者は2万人を超えた。東京の人口は1400万人、感染者80万人超えで世界の感染率5%以上となり、死者数は3300人に達した。(2022.2.16時点)

基本株に比してアミノ酸変異が30程あるのでブレークスルーし易いオミクロン株には現在伝播中のBA.1の他BA.2、BA.3等の派生ウィルスが存在するようだ。BA.1はピークアウトの傾向にあるが、BA.2所謂ステルス株に置き換わる可能性も否定出来ない。

殆どが軽症で回復するが、高齢者に感染が拡大するに従い重症者は増え、死亡者も増加傾向にある。以下は重症者の基準であるが国と東京都では異なっている。

国の重症者の基準は

1.ICU(集中治療室)に入っている

2.人工呼吸器の装着

3.ECMO使用者

となっているが東京都の重症者数に1は含まれてないので重症者人数は極端に少ない。他県でも東京都と同様の基準が数県ある。但し国の基準も明確性を伴っていない。

そもそも如何なる振舞いをするかみえないウィルス性疾患に基準を付けるということ

自体が困難であろうから致し方ないのかもしれない。

 

善くも悪しくも同調性に富む国民性は自己判断に弱く、廻りの意見に従う。"モデルナは副反応が強いからファイザーがよい” ”子供への接種はまだ皆していないから様子をみる" ”将来ワクチン接種の影響かどうなるかわからないので不安だ"等々。

孤独に生きる者は全て自ら判断するしかなく、その結果がいかなるものであれ拘泥することもない。

 

接種してどうなるか?

新たな変異ウィルスがあらわれるかどうか? 先のことは何もわかりはしない。

いずれにしても我々は明日をも知れない命を貪り喰って生きているに過ぎない。

 

#mRNAワクチン #モデルナ製

#オミクロン株

#大手町自衛隊大規模接種会場

 

 

 

 

 

 

 

飛鳥山公園の紅葉2021


京浜東北線王子駅中央口か南口の改札を出て跨線橋を渡り、少し登ると飛鳥山公園がある。

〈飛鳥の小径〉

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〈公園の銀杏木と紅葉〉
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本郷通り沿いにある広場から公園を見る〉
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〈あみやげ館と紅葉〉
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〈澁澤榮一庭園と青淵文庫〉
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〈都電6080,昭和53年4月まで荒川線を走っていた車両〉

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佐久間象山 櫻賦の碑〉

佐久間象山信濃国松代藩士で幕末動乱期に勤王の志士達に多大な影響を与えた。

櫻賦は吉田松陰のペリー艦隊の密航企てに関わった連座の咎で松代に蟄居していた折に書かれたものと伝えられている。櫻は野山に爛漫と輝く花であり、見る者が居なくても芳香を放っていると櫻花を讃え自らもその様な者であることを詩っている。

当初飛鳥山の西北端御立場に建立されたが飛鳥山タワー建設に伴い此の地に移転された。
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本郷通りからの入口〉
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飛鳥山駅を出発してから左折し、公園前の道路を通り、右折し王子駅前に向かう都電荒川線

公園から真っ直ぐ延びる道は明治通りで、公園に沿っては本郷通り、その下を南北線が走っている。飛鳥山は紅葉より桜の季節の方がより見応えがあるようだ。f:id:gaganbox:20211214235613j:image

旧古河庭園に向かう途中にある滝野川公園  の銀杏木〉
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シャンシャンいつ帰る

11/30シャンシャン見物。

いよいよ12月中にシャンシャンが帰ることになったらしい。という訳で昨年に続きAから連絡があった。帰る前に見たいと云うことなのでインターネットで空いてる日を検索したのが11月中頃であった。驚いたのは11月30日、12月4日を除いて空きが無いことだった。まさにシャンシャン狂騒曲だ。

Aが上野公園口に着いたのは10時頃だった。

入園迄は相当の時間的余裕があったので公園内に在るカフェに入ることにした。

何時も混んでいるこの店も、比較的早い時間だったので空席の方が多かった。窓際のテラスが見える席を選び、時間迄四方山話に興じた。
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〈紅茶はマリー·アントワネット¥759、デザートは ベルギーワッフルバニラアイス乗せ¥1034〉

その名につられた選んだ紅茶にはラデュレやニナス等のメーカーがあるらしいが、此処のカフェが提供しているものがどの会社のものであるかはわからない。マリー٠アントワネットが愛したバラの香りをベースにりんごのアロマを加えた濃厚で華やかなフレバーティー

 

多分銀座三越2Fにあるラデュレの方が美味しいだろう。値段も倍近くと高いが。そう言えば何年か前に食べたラデュレのオムレツは格別だった。オムレツがこれ程旨いのかと感動したことを思い出した。

 

マリー٠アントワネットはオーストリアのハプスブルグ家に生まれ、後フランスブルボン王朝のルイ16世のもとに嫁いだ。1789年7/14日バスティーユ監獄襲撃に始まった大革命によって夫ルイ16世処刑の後1793年に37歳で断頭台の露と消えた。

ブルボン王朝は此処で一旦途絶え、ナポレオン帝政後復活するが1830年の7月革命によりブルボン王朝の命運は尽き、フランスは共和制となった。7/14日は巴里祭でありフランスの革命記念日建国記念の日となっている。

カフェを出る時は何時ものように満席となっていた。

 

〈シャンシャン〉
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〈パンダグッズ売店

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パンダ以外の動物

〈オグロプレーリドック〉
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〈アビシニアコロブス〉
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レッサーパンダ
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〈ベニジュケイ〉
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〈フラミンゴ〉
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〈動物園内の銀杏木〉
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花村はパンダよりも寛永寺五重塔が見たかった。

動物園に入場しないと見られないので、塔を目前で見るのは此れで3度目となる。昨年は時期早々だったので美しい紅葉を見ることは出来なかったが、今年、この日の紅葉は何と彩なものだったろうか。

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〈弁天橋からの眺望〉f:id:gaganbox:20211228132046j:imagef:id:gaganbox:20211228132103j:image

園内の弁天橋を渡るとアフリカ東南部マダガルガス島に棲息する動物が見られるアイアイの住む森ゾーンがある。このゾーンではアイアイのみは隔離された別棟で飼育されている。入るのが躊躇われるかのような真暗闇の入口、更に奥に進むと悪魔の生身の體を拝むことが出来る。

全身が黒い毛で覆われ、黄色い眼だけが爛々と輝く無気味な顔貌はまさにブラックデビルだ。鋭く長い中指で指差されると魂が抜かれると云われており現地では"悪霊の化身"或いは"不幸の前兆"として怖れられている。夜行性の生き物であることから棟自体が暗く写真は撮れなかった。日本では上野動物園でしか見られない絶滅危惧種である。

 

〈アイアイゾーンのワオキツネザル
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この日パンダの森は閉鎖されており、見ることが出来たパンダはシャンシャンのみだった。2日程してからにシャンシャン返還が再々延期となるとの報道がなされた。

コロナ騒動の時にわざわざ移動するのは難儀だろうし、シャンシャンにしても此のまま日本で懇切丁寧に飼育された方が望ましいような気がするのではと思ってもみるのだが…

 

六本木ヒルズイルミネーション2021.12

六本木ヒルズは六本木六丁目に在る。

毛利庭園にその名を留めているように江戸の頃は毛利家長州藩支藩長門の国長府藩主の江戸上屋敷があった地域にあたる。

六本木森タワー(238m)を中心とした商業複合施設六本木ヒルズは2003年春開業した。

1996年66プランと名付けられてから7年、市街地再開発事業が開始されてからは10年の歳月を経ていた。

けやき坂のイルミネーションも六本木ヒルズオープン同年の冬の訪れと伴に始まった。

今年で18回目を向かえる"snow&blue"の耀きは毎年多くの人々に感動を与えている。

大屋根プラザではドイツ、シュトゥットガルトのクリスマスをイメージしたマーケットも開催されている。

 

 

人々はマスクはしているもののソーシャルディスタンスという言葉が何処へ行ってしまったかのような超密状態の中にあった。

空が開いているので密閉ではないが、かなり濃厚な密集、密接状態だった。

行った日は12/19日の日曜日であったが、

オミクロン株蔓延の予兆は既にあるような気がした。

 

このブログを書いている時点(12/24)で

大阪、京都、東京での市中感染が発表された。

人口が日本の1/2の英国で1日の新規感染者

12万弱、人口3倍の米国で25万人、ニューヨーク州だけで4万人と猛烈な勢いで感染拡大している。日本も第5波と同程度か或いはそれ以上の事態になることは覚悟しておいた方が良さそうだ。今後は暫く外出を控えることにした。

 

その過密状態の"けやき坂連絡ブリッジ"から撮影した眺望
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けやき坂バーバリーショップ前
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けやき坂ルイ·ヴィトンショップ前
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けやき坂ジョルジオ·アルマーニショップ前
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森タワーとテレ朝
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蔦や方面から見るけやき坂
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66プラザ側にある小さな庭から見る紅葉と東京タワー
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66プラザ広場のクリスマスツリー
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ウェストウォークデコレーション。

破棄予定の花材を再利用し製作した、純白のクリスマスツリーBON·BON·BLOSSOM
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15回目を向かえるクリスマスマーケット。

シュトゥットガルトをイメージしたもので

本場ドイツのクリスマスグッズ、ワイン、飲食物が提供されていた。ここも密集、密接状態であり飲食するには並ぶ必要があった。

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六本木ヒルズからの帰り道であったので、ミッドタウン日比谷のイルミネーションを見に再び立寄った。

 

WORLD WINE FESTIVAL

無料試飲チケットが手渡される
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屋外のライトアップ
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2Fから見る大階段付近のライトアップ
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日比谷公園皇居外苑を見渡せる6Fパークビューガーデンの限定ライトアップ。
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#六本木ヒルズ #東京タワー

#けやき坂イルミネーション

#66プラザ広場クリスマスツリー

#六本木ヒルズクリスマスマーケット

#日比谷ミッドタウンイルミネーション

 

 

 

 

銀座の夜を歩く2021.12月

数寄屋橋から見るエルメスビル

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銀座の柳と東急プラザ

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スズラン通り

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ミキモトのクリスマスツリー

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4丁目交差点

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銀座プレイス

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銀座シャンデリアライトアップ1周年記念、

期間限定特別ライティングの三越キャンドルライト

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三越庭園(9Fテラスガーデンの芝生広場)

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三越庭園の紅葉

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銀座3丁目辺り

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銀座6丁目辺り

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久方ぶりの銀座

相変わらず華やかな中央通りの夜