2023.2/19が最終観覧となった。
2017年に生まれたシャンシャンは当初2年後に中国に帰る予定だったが、SARS-CoV-2の影響で4年延びた。2日後の21日には成田から中国四川省へ向かう。
Aと私が抽選に当たってシャンシャンを見に行ったのは2/15(水)、時間帯は12:30だった。さくらテラスの西洋レストラン遠山で早目のランチを摂り動物園に向かった。
晴れてはいたが風が身に沁みる。シャンシャン観覧は相変わらずの行列だった。
今回で5度目の観覧となる。パンダにも起きる、食べる、遊ぶ、寝るなど一定の生活リズムがある。少なくともこのリズムに合わせ観覧することが肝要であることを学習した結果4度目はお陰でシャンシャンも子供パンダもよく見ることが出来た。
12:30は比較的良く見える時間帯である。
ところが本日2/15抽選に当たった人々は誠に不運であったとしか言いようがない。室温と外気の温度差が激しかったせいか、硝子全面に結露が生じていて、奥の方にシャンシャンが蠢いている容が薄ぼんやりと見えたのみだった。それでも1分過ぎると笛が鳴り見学は終了となる。しかも抽選なので再び見ることは出来ず、これっきりなのだ。動物園側では結露を何とかしようと考慮してる様子はないし、どうにもならないのかもしれない。まさに見えたのは曇硝子のみであり1分間は無情にも過ぎ去った。
水曜日の平日にも拘わらす動物園は混雑していた。リーリーは待たずに見られたが、子供パンダを見るためには長蛇の列に加わらなければならず、1時間以上待つのは必定だ。
という訳でリーリーのみを見た後パンダ展を行っている上野松坂屋に出掛けた。
上野松坂屋
写真家の1人が5年に及び撮影し続けた、
シャンシャン920枚の画像が展示されていた。
Aが帰途に就く前にお茶することは決まり事だった。私は夕暮で風が更に冷たくなって来たので「ミハシ」で暖かい善哉を食べようと決めていた。人気店であるが、この日は行列が少なく直ぐ店内に入れた。暖かい善哉を早速注文したのだが出て来たのは白玉ぜんざいだった。「いやっこれ違うよ」って言ったのだが店員とAが私が確かに白玉ぜんざいを頼んだのだと言った。
結局注文表の1行下と上を勘違いして頼んでしまったのだ。私はシャンシャンが見られなくとも何とも無いのだが、白玉ぜんざいと暖かい善哉のオーダー違いをした己に愕然とし、大いなる絶望感を味わった。人生とは得てしてこんなものなのだろう。
店内であるにも拘わらず冷たい風が軀に籠り怖気が走った。
追加注文しようとする気も起きなかった
それ以来善哉が頭から離れない。汁の少ない粒餡たっぷりのやつだ。善哉、善哉、善哉…
銀座の「若松」か「おかめ」で暖かい善哉を食べなければ気が収まらないではないか。
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