中央大橋と佃の高層マンション
(冴え冴えとした、晴れた冬の日の
川と空の青が美しい)
石川島公園から見る中央大橋
パリ広場
メッセンジャーのオブジェ
佃側から見る中央大橋
東京メトロの有楽町駅から有楽町線に乗って月島駅で下車した。大川端リバーシティ21の高層マンションが建ち並ぶ中を中央大橋方面へ向かって歩く。
月島方面から行けば石川島公園は左手にあり相生橋先まである細長い公園である。
隅田川を船上バスが行き交う。
ペリーが来航した嘉永6年(1853)幕府の指示で
水戸藩がこの地に造船所を創業、“千代田形”
や“旭日丸”などを建造した。
明治になり民間に払い下げられ、石川島造船所が設立される。その後石川島播磨重工業所(IHI)となるが昭和54年の工場移転までこの地で操業が続けられ、平成になり公園として整備された。
セーヌ川との友好河川の印として中央大橋の中程に当時のパリ市長シラクより寄贈されたオシップ・ザッキン作“メッセンジャー”の
鋳造物があり、公園にはパリ広場が設けられた。
パリ広場の標識が立っているだけなのだが...
ここからスカイツリーと永代橋のライトアップを撮影しようと思ったが生憎橋梁工事中で永代橋は闇の中だった。
架かる各橋はLEDで新たに照されるという。
中央大橋を渡れば越前掘、 八丁堀、宝町、
八重洲へと続く。
歩こうと思ったが、寒さと疲労が重なり断念した。
今回は八丁堀から日比谷線に乗り、人形町まで行き、都営浅草線に乗り換え浅草へ出ることにした。
冬の夜の浅草はさすがに昼程の賑わいは
無く、仲見世通り、観音通りを見て廻り、
永井荷風もよく通ったといわれわる尾張屋で天麩羅を食べ帰路に就いた。