杉並区荻窪にある都内屈指の紅葉の名所で、音楽評論家太田黒元雄氏(1893~1979)
の屋敷跡地を区が日本庭園として整備し昭和56年(1981年)に開園した。
中央線荻窪駅南口から徒歩7~8分のところにある。
庭園は回遊式で、数寄屋造りの茶室、休憩室、四阿と池、中庭からなり、庭園内には
大田黒元雄氏の仕事部屋であった煉瓦色の西洋式記念館が保存されている。記念館は昭和8年に建てられ生前大田黒氏が愛用していたスタインウェイ社のピアノや蓄音機等が残されている。氏はドビュッシーやストラビンスキーを初めて日本に紹介する等西洋音楽の普及に努め、担当したNHKのラジオ番組「話の泉」は人気番組となった。この記念館では
今もコンサートが行われている。
<記念館内部>
<記念館外観>
<正門>
正門は総檜、屋根は切妻造り、桟瓦葺、左右に築地塀の重厚な構えで、門を入ると白い
御影石を敷いた園路が70mにわたり真っ直ぐ伸びており左右は樹齢100年を経た銀杏並木が立ち並ぶ。
<四阿と池周辺>
<池面に映る紅葉>
<庭園>
<茶室附近>
今年(2019)紅葉の最盛期は例年より早まったため見頃がライトアップ最終日と重なってしまった。
そのため本日園内の夜の混雑振りは相当な
ものだった。
<荻窪駅南口附近>