経路は幾つかあるが、今回はJR駒込駅まで行き、南北線に乗り換え、更に大岡山駅で東急大井町線に乗り換え等々力駅に向かうことにした。
11月27日快晴。日曜日で混雑が予想されるので8時半に家を出た。
現在の等々力駅のホーム
駅の開業は古く1929年(昭和4)に遡る
ホームを降りて左手(南口)から徒歩2、3分で東京都内唯一の渓谷であり、閑静な住宅街に存在する等々力渓谷に到着する。
武蔵野台地南端に位置し、国分寺崖線を谷沢川が浸食して形成された開析谷で、谷沢川に沿って約1kmの渓谷が続く。豊かな水源地形から多くの樹林や湿性植物が繁茂し、30ヵ所以上の湧水を持ち自然豊かな樹林帯を形成している。
〈渓谷入口〉
直ぐゴルフ橋が見える
昭和初期旧下野毛にあった東急電鉄の広大なゴルフ場へ通じていたことからこの名があるという。
渓谷を歩く
〈稚児大師堂〉
この先右手に甘味処雪月花がある。
利剣の橋を渡り、急坂を登ると等々力不動尊(正確には瀧轟山明王院等々力不動尊)に到着する。
平安時代末に真言宗中興の祖、興教大師覚鑁上人が開山した霊場で等々力のお不動さまとして親しまれている。入口は目黒通りに面していて、境内は以外に広く、鮮やかに黄色した銀杏の木が数本堂庭に樹っている。
〈不動尊境内〉
〈境内の銀杏の絨毯〉
誰かが富士山が見えると叫んでいた。
そんな馬鹿なと思ったが2層になっている
不動尊展望台の上層階に登ると雪化粧した富士山がくっきり見えた。高尾山で見えなかった富士山を等々力渓谷で見るとは思いも依らなかった。
〈見晴台から見る紅葉と富士山〉
〈不動尊附近の紅葉〉
〈手水舎からの眺め〉
不動尊を下ると鮮やかな木々のもみじに覆われた庭園がある。
〈甘味処雪月花〉
11時開店であったが、既に多くの人々がベンチに座って待っていたためか10時半の開店となった。タッチパネルで希望の甘味を選びチケットを購入する。座敷席は10分程で満席となった。
〈白玉付ぜんざい 700円〉
〈書院、日本庭園入口のかぶき門〉
〈竹林と紅葉〉
〈日本庭園広場〉
今日は蜜柑狩りが行われていたので、多くの係員が居た。写真の蜜柑の隣の木に成っていた円く黄色い果物名を、その内の3人程に聞いてみたが何れの係員も知らないとのことだった。ダイダイか或は黄色っぽく表面は滑らかなので文旦か?
蜜柑が生っている
〈書院〉
〈書院から見る保護樹林帯〉
帰りは谷沢川沿いを進み、渓谷3号横穴の反対側を登り、住宅街を抜け環八通りに出て五島美術館を目指した。
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