2023年8月の頃だった。
虎ノ門在住の方のブログで知った鮨「おお助」で昼食を摂ることと完成間近い麻布台ヒルズを見ることが目的だった。ところが鮨「おお助」は予約客のみとの断り書きがあって入店出来なかった。なので今回は神谷町駅入口隣にある江戸時代創業の「よつぎや」という老舗蕎麦店に入った。ランチセットがあるので周辺のオフィスで働く人達が引っ切り無しに出入りする。
天ざる蕎麦¥1800 旨いと云える味ではなかった。皆が注文していたランチセットの方が良かったかもしれない。
ランチ後の散歩
桜田通り
桜田通りに面して八幡神社がある。通称西久保八幡宮或は飯倉八幡宮と呼ばれる。創建は約1200年前と云われているが、社殿は関ヶ原合戦戦勝祝いとその後の安全祈願のため1634年(寛永11)に造営された。
祭神は応神天皇、神功皇后、仲哀天皇の三柱で土地柄、氏子には有名企業が多い。
麻布台ヒルズの完成を前に2019年から改修工事が行われ、2021年秋に竣工した。
新設された社殿
中央のビルは森JPタワー、その下の大きな屋根は霊友会
お稲荷様
この秋開業する麻布台ヒルズ
開発区域面積は8.1ha、敷地面積63,900㎡で六本木ヒルズ以来の大規模プロジェクトとなる。
超高層ビルは3棟で麻布台ヒルズレジデンスA及びBそれとメインタワーの高さ約325mの森JPタワー(現時点でアベノハルカスを超え高さ日本一だが2028年には東京日本橋口に竣工される東京トーチ390mに追い越される)。
ガーデンプラザA~D、これ等に住居、ホテル、150の商業施設、学校(ブリティッシュスクールイン東京)、医療施設(慶應義塾大学予防医療センター)等が入居する。
計画地域は東西に細長く、高台と窪地が入り組んだ我善坊谷と云われた高低差の大きな地形で古い木造住宅や小規模ビルが密集し、老朽化が進んでいた。
街づくり協議会が設立されたのは1989年(平成元年)であり、様々な地権者の思惑を集約し、合意を得るため計画の進行は30年以上の長きにわたった。工事の着工は2019年、2023年11月この秋開業となる。敷地全体の1/3が緑地であり、街の中心には約6000㎡の広大な中央広場を備える。又低層部の屋上を含む敷地全体を緑化したことにより、俯瞰すれば緑多き街であることが一目瞭然であり、環境に配慮したアーバンシティであることが分かる。敷地内の桜麻通り、八幡通り、尾根道が整備され、外苑東通り、桜田通り、麻布通り等の大通りに繋がった。又最寄り駅である神谷町駅と六本木一丁目を結ぶバリアフリーの歩行者ネットワークも整備される。
約1400戸の住居が入る麻布台ヒルズはアークヒルズに隣接し、六本木ヒルズと虎ノ門ヒルズの中間に位置している。周辺はオランダ王国、ロシア連邦、ナミビア共和国、カザフスタン共和国、モルジブ共和国等外国大使館や外資系企業も多いことから様々な人種間交流が活発化され、グローバルな企業ニーズを満たすオフィスが建ち並び、首都圏の巨大なネットワークが構築されそうだ。
神谷町駅に直結する
通りの反対側にある神谷町プレイス
飯倉交差点
飯倉交差点角にある珈琲館「横濱屋」
創業は1982年(昭和57)
店頭のクラシカルな雰囲気に惹かれて食後の珈琲でも飲もうと思い店に入った。この珈琲店に関しては何も知らなかったのでチーズケーキと粗挽きの粉でドリップする熟成珈琲を注文した。しかしながら、この店の名物はタルトタタンというフランス発祥のケーキだそうだ。私はテーブル席の一番奥が空いていたので、そこに座ったが、この席は作家池上正太郎の定席であったらしい。まあ、どうでもいいことだが…
次回はタルトタタンを味わいたいものだ。
フードメニューは伝統のハヤシライス一品で珈琲、紅茶付きのセットで味わえる。
チーズケーキとアイスコーヒー
アンティーク調を思わせるカウンター席、様々な珈琲カップが並ぶ漆黒の色合いの棚は落ち着いた優雅な雰囲気を醸し出している。
#麻布台ヒルズ #飯倉交差点 #cafe横濱屋