7月29日土曜日、隅田川の花火大会が行われた日だった。花火には興味の無い私は17時頃、江戸情緒漂うこの納涼まつりを見るため東京駅に降り立った。東京駅から皇居へ通じる行幸通りの両側に並べられた1020個の風鈴が涼やかな音色を奏でた。昼間は打ち水が行われたり、キッチンカーが出て、かき氷やたい焼きを販売していた。
風鈴が一斉にライトアップされたのは19時を廻った頃だった。
風のいたずらと鈴の音の共鳴
人々のさんざめき
季節が黄昏行く兆しであるかのように
喧噪を伴った夏の祭は何故か儚い
想い出が一つ一つ掻き消されて逝くかの様に
皇居方面の夕暮れ
行幸通りに飾付けられた風鈴
中央の高層ビルが八重洲ミッドタウン
今宵も二組のカップルがウェディングドレスを身に纏い記念撮影をしていた
仕合せの幻はいつ迄続くのか
帰りにリニューアルされた丸ビルの地下街を見てから東京駅に向かった。
JR東京駅構内は修復用のシートは剥がされており、全ての作業は完了したようだ。
随分と見透しが良くなった。
驛構内グランスタで購入した元祖木村焼百両屋の和菓子のような餡パンを買った
右がバニラビーンズ入りクリーム¥240
期待したほどの味ではなかったのだが、電子レンジで20秒温めてお召し上がりくださいのシールが入っていたのを食べ終えてから気が付いた。
この暑さでは何処へ出掛ける気も起きないが、この身を誘う大都会の真夏の喧噪は明日も続く…
#東京駅ウェディング #元祖木村焼百両屋