日比谷Oklojiのカヌレとフィナンシェ

有楽町~新橋間300m、銀座コリドー街の裏手にあたる日比谷OKULOJIが2020年オープンした。300mに及ぶ架橋は100年以上の歴史を持つ。橋上は山手線、京浜東北線東海道新幹線が走る。

暗く、密やかな、哀愁漂う懐かしい高架橋下空間は最早そこにはない。

所々に剥き出しの赤茶けた煉瓦が見える高架下は30~40のグルメゾン、各地方の店舗等深いこだわりを持つ店々が集う、秘めたムードの漂う、シックで落ち着いた、通な大人の通り道となった。


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OKLOJIオープン後間も無く開店したパローラ。パティシエがイケメンのフランス人シェフで開店時は多くの人達が詰め掛けた。

さすがにその当時の混雑はないが、パティシエが目の前で仕上げる、レモンのスペシャリテや3種のデセールとペアリングドリンクが楽しめるデセールコースが人気となっている。

テイクアウトはカヌレと2種のフィナンシェがある。中でもカヌレが有名であるので、そのカヌレと2種のフィナンシェを買った。

今でも相当売れるようで、最初見た時は数少なかったカヌレは店前のオープンスペースで休んでいる間に山のように積まれていた。

カヌレは元々フランスボルドー地方の伝統の菓子で、ここのカヌレやエシレのカヌレとデパ地下のノワ・ドゥ・ブール等のカヌレとローソンの半熟カヌレ等を食べ較べるのも一興かもしれない。

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上がパローラのカヌレ

下がローソの半熟カヌレ

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反対側には昭和感満載の酒場街

有楽町方面へ向かうと左側に帝国ホテルが見える
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右手に行くと銀座地区唯一の小学校である、1878年(明治11)開校の名門泰明小学校がある。北村透谷や島崎藤村も此処で学んだ。

現在の建物は1929年(昭和4)に建設されたものであるが堅牢な造りは大戦の惨禍を逃れ現在に至っており東京都の歴史的建造物となっている。越境入学が出来、学校の制服はアルマーニである。
門の横には銀座の柳二世の木が植樹されている。街路樹として育てられてきた銀座の柳も車道の拡幅工事やその後の大震災ですっかり消失してしまった。東京音頭の流行で、再び柳を復活させようと機運が高まり植樹は開始されたが大戦で再び消失。今では接ぎ木として復活された二世柳が数ヶ所残っていて泰明

小学校のものもその一つである。

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みゆき通り(御幸とは、明治天皇行幸路として使われた道)を歩き、左に折れ数寄屋橋公園を抜け有楽町駅方面へ向かった。
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.#日比谷Okuroji #銀座の柳 #みゆき通り

#カヌレ