御徒町ポン多本家でカツレツを食べる

重々しい扉の店構え、店内は全く見えない。

創業明治38年 「本家ぽん多」の看板の文字も当時のまま右から左に書かれている。此処はぽん多本家がどのような店であるかを知っている人しか入って来ない、格式ある洋食店である。

 

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訪れた時間は12時少し前であった。

今回はカツレツを注文した。カツレツ単品¥3850  御飯、漬物、味噌汁は別料金で¥550 締めて¥4400  カツレツとしては今迄食べた中で最も高額だった。毎日厳選された最良の肉質のロースから、脂身を取り除き、その芯の赤身部分のみを使用した贅沢な一品で、肉の色は白に近い。

が油分を抜き取ってあるからなのか私には余り好みの味ではなかった。f:id:gaganbox:20231018172449j:image

カツレツはこの一種しかなく他は魚介類のフライが多い。価格は4000円を超える。

 

多分常連客なのだろう、後から入って来て隣に座った奥様は海老フライを注文した。海老フライは時価である。店側が海老は本日は入荷がないと伝えると、奥様は暫く考えてからビーフシチューを注文した。ビーフシチューの価格は何と¥6050だった。奥様はさっさと食べて、先に入店していた私より早く店を出た。

次に来店した40~50代のサラリーマン風の男性は高級魚の鱧(はも)を注文していた。これも価格が書いてないので時価と思われる。

1階がカウンター席、2階がテーブル席でいずれも満席に近い状況だったようだ。

食べ歩きもなかなか楽しい。