再びオアゾ○○広場LFJ

ベートーヴェンの継承と題して~

数多くのコンクールに入賞し、現在東京音楽大学専任講師である菊地裕介によるピアノ演奏

プログラムはベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2、シューマン幻想曲ハ長調Op.17の2曲で何れも全楽章演奏。

30分前に着いたが此処でも立見。

司会者が居ないので自身で曲目の解説を行っていた。
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月光の演奏時間は16~17分。作曲者自身は「幻想曲風ソナタ」と副題を付けたが、後にドイツの詩人レルシュタープが「スイスのルツェルン湖に浮かぶ小舟が月の光に照らされ波に揺れ動くかのよう」と表現したことから「月光ソナタ」と呼ばれるようになった。

 

シューマン幻想曲の演奏は30分以上とかなり長い。

ボンにベートーヴェン像を建立する計画が持ち上がりシューマンは発起人の1人となった。故にベートーヴェン賛歌となるこの幻想曲を作曲したのだがクララへの未練が堪えようがなく端々に出てしまっている初期のロマンチックな作品。

この建造計画に断トツに多く資金提供をしたのはリストだった。

 

シューマン幻想曲は長くて退屈。どうもロマン派の作品の良さは分からない。

シューマンはクララと婚約していたが、クララの父親の異常な程の猛反対でクララとの仲を引き裂かれていた。後に裁判沙汰になるのだが結婚することは出来た。

 

シューマン精神障害の兆候は1833年の兄、兄嫁の死の頃からあらわれていたようだ。

後には言語障害、耳鳴、眩暈、痙攣、双極性障害等の症状は憎悪しており1854年には憧れの父なるライン川に身を投げるという事態に陥った。救助されたが病状は回復せず2年後46歳で死亡した。

 

アンコール曲は月光に因んでドビュッシーの「月の光」

 

 

 

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#ドビュッシー「月の光」

 

#ラ・フォル・ジュルネ2023