世界を変えた書物展


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上野の森美術館で先月開催された。

入場料は無料。

金沢工業大学が所蔵する「工学の曙文庫」が科学に関する初版本を体系的に収集したもので現在2000余点にのぼるという。

一私大がこれ程の初版本を有していることに

驚きを感じた。

何となく見てみようと思っただけで入館したところ我を忘れる程興奮してしまった。

ウィトルウィス、コペルニクスの天球の回転について、ニュートンのプリンキピア、

ガリレオ星界の報告、デカルト

方法序説ダーウィン種の起源

アインシュタイン一般相対性理論

数学ではユークリッド幾何学原論、

アルキメデスの四辺形及び円の求積法、

オイラーの無限解析、ネイピア数やロガリズムで有名なネイピアの対数法則、

リーマンの幾何学の基礎にある仮説について、

化学ではオーム、ヴォルタ、アンペール、ファラデー、グラハム・ベル

そして何よりも興奮したのは僅か2頁足らずの論文であるにもかかわらず見事なまでの理論の美しさでノーベル賞を手にしたワトソン、クリックのDNA分子構造解明のクリックのサイン入り初版、フレミングによるペニシリンの発見とカビ即ちペニシリンによる黄色ブドウ球菌に対するシャレー内の殺菌現象、

レントゲンのX線発見、最初の実験台となった妻の手のX線写真等々。

ノーベル賞の第一回受賞者は

レントゲンである。

 

驚きと興奮の連続であった。