アメリカ毒トカゲ🦎、ヒーラモンスター
は体長50cm程でアリゾナ砂漠や草原など
乾燥地帯に住んでいる。
(有名なヒトのガン細胞ヒーラ細胞とは
関係ない)
獲物に咬み付くと下顎毒腺から分泌される
毒液が傷から入り呼吸中枢を麻痺させる。
人を襲うことはないが、唾液の毒が傷から
入った場合腫脹、嘔気、めまい等を引き起こす。
砂漠の過酷な環境下ではいつ餌が手に
入るかわからないため、ヒーラモンスター
は年に4回程しか餌を食べないと言われ、
小型哺乳類等獲物を飲み込んでも血糖が
上昇しない。この事象に着目したところ
唾液の有毒成分が内臓の働きをコントロ
ールしており、餌を食べない時は内臓の
活動を停止させ、餌を食べた時は再始動
させることがわかった。
1992年米国医師ジョンエンはこの唾液毒素
から単離した39個のアミノ酸からなる
ペプチドを人工的に合成し、exendin-4
と名付けGLP-1製剤の原点となった。