福徳神社の鳥居の奥には、落葉広葉樹林の山桜、山紅葉、青膚(あおはだ)、エゴノキ、椚(くぬぎ)を寄せ植え、群植させ四季折々の自然美を演出、木立の対比の美しさを表現した鎮守の杜がある。静謐な水の流れと蹲(つくばい)、枯れ流れ、影石等の自然石を設え、行灯の照明を配した小高い丘を廻れば、鎮守の杜を周遊できる。そこから風鈴の小径へと続く。
この小径には元々魔除けの意味を持つ、200程のギヤマンの江戸風鈴が、風に揺れる短冊を鳴らし、逝く夏を惜しむかのような涼やかな音を奏でる。小径を抜けると黒と白の御影石を市松模様に張り合わせた江戸文化を表現した広場があり、常緑高木の榧(かや)の木を後ろに枝垂れ桜や枝垂れ梅の花が咲き、誰もが寛いで楽しめるテーブルや椅子、縁台を設えてある。更にその奥に日本橋に古くからある薬祖神社を移転し、目吹茶屋まで続く。
森の風鈴の小径
薬祖神社
この隣に芽吹茶屋があり能楽が見られる
#薬祖神社