蚊を大きくしたような昆虫で蚊ヶ母、蚊の姥等から転じて名付けられたらしいが詳細は不明である。
蚊のように吸血することはない。
完全変態、夜行性で明るい方向に向かって飛んで行き、何かにぶつかれば死んでしまう。製造工場では混入異物となることがある。
カトンボ、カゲロウなどと呼ばれることもある。
弱い!細い!遅い!何故生きているかわからない!
憐憫の情を覚える程、実に悲しい生き物だ。
先日偶々私の車のフロントミラーにガガンボが止まっていた。邪魔だったので、かけていたマスクを外して捕え潰した。蚊のように気配を感じて逃げ去ることはなく只々潰された。私は自身が潰したこの哀れなガガンボの代わりに少し生きてみようと思った。