世界一小さな島

ランゲルハンス島。膵液という大海原

に約100万個点在する。直径は

100~300μm。世界一小さな島。

ドイツの医学生ランゲルハンスが発見

したことからこの名がある。しかし、

その機能が発見されるのは50年以上

経てからである。1921年カナダ-トロント

大学の学生ベストと外科医

バンディングにより

そのホルモンは確認された。

"真夏のトロントの奇跡"

インスリンの発見である。

 

 ランゲルハンス島は

以下に述べるホルモンを血管内に分泌

するので内分泌系と呼ばれる。

膵臓全体の占有率は10%以下である。

 ①α細胞

      ランゲルハンス島の約15~20%を占める

      グルカゴンを分泌し血糖を上昇させる

②β細胞

       ランゲルハンス島の約75~80%を占める

       インスリンを分泌し血糖を低下させる

③δ細胞

        ランゲルハンス島の約5%

         ソマトスタチンを分泌し、グルカゴン

         及びインスリンを含めたランゲル

         ハンス島全体のホルモン分泌を

         調整する

 

         以上この島の働きを簡単に

         述べた。

 

マルクスとエンゲルス


f:id:gaganbox:20180614201205j:image

岩波ホールマルクス-エンゲルスを観た。

若きマルクスエンゲルスと共に

共産党宣言を書き上げるまでの、

彼等の活動と波乱に満ちた欧州の

時代背景を描いている。

2018年はマルクス生誕200年となる。

   <共産党宣言>

書き出し...ヨーロッパに幽霊が現れる。

第1章...今日までのあらゆる歴史は

                階級闘争の歴史である。

第4章...万国のプロレタリア団結せよ!

      日本語訳は大内兵衛向坂逸郎

      <資本論>第1部は1867年刊行される。

鞍馬天狗マルクスエンゲルスは特に

関連性があるわけではない。

共産党宣言の5年後、1853年に黒船が

来航し動乱の幕末が始まる。

        

 

鞍馬天狗


京橋のフィルムセンターで鞍馬天狗を見た。
幕末に活躍した、大佛次郎原作の架空の
勤王の志士天狗のおじさんが杉作、
吉兵衛を伴に連れ、日本の夜明けを目指す物語だ。


f:id:gaganbox:20180608172608j:plain


🎵昨日は京都~今日は江戸~明日の日本
を夢に見て~正義の刄振りかざす~
神出鬼没の鞍馬天狗~🎵

という唄を聴きたかったのだが、今回の
映画には挿入されていなかった。

マラリア

マラリア原虫はハマダラ蚊の腸に潜んでいる。メスのハマダラ蚊が産卵のため
吸血する際に蚊の唾液腺に集積していた
スポロゾイトが唾液注入に伴いヒトの
体内に侵入する。
原虫の大きさは1~20μm。感染により
高熱、頭痛、筋肉痛等の症状が
あらわれる。
重症化すると意識障害、多臓器不全を
おこして死亡する。まだ予防法、ワクチン
はない。

マラリア(麻刺利亜、'悪い空気'の意)

地上最強の殺人生物

ビル&メリンダ-ゲイツ財団の2016年の
統計によれば蚊は年間80万人以上の人を殺している。
2位のヒト58万人、3位蛇の6万人に比べても群を抜いて多い。
ガガンボのか弱さに較べ、この強大さには畏れ戦かざるをえない。

蚊が媒介する感染症は多彩だ。
マラリアデング熱、ジカ熱、ウエストナイル熱、チクングニア熱日本脳炎、黄熱病等。

マラリアマラリア原虫によるが他の
感染症は全てウィルスが感染源となっている。

マラリアエイズ結核と共に
世界三大感染症の一つであり、推定で
年間2億人以上が感染し、死亡者数は40~50万人といわれる。細菌やウィルス
のようにヒトからヒトへの感染は無い。

夜の戯れ

街のネオンが消える頃

二人の時がやって来る

虚しい夜に身を任せ

時が経つのを忘れよう

瞳を閉じて、束の間の輝き

長い黒髪は乱れ、絡み合う裸身は

風蘭の甘い香りも打ち消して

熱い吐息で満たされる

陶酔の甘く悲しい恋の夜

灯りを消して、ふるえる夜がやってくる

灯りを消して、切ない夜が呼んでいる

 

         

 

虹色ガガンボウィルス

このようなか弱いガガンボの幼虫を宿主として感染するウィルスがいる。

ティプラ・イリデッセント、通称虹色ガガンボウィルス。

1933年電子顕微鏡が開発されて以降、初めてウィルスというものが観察されるようになるが、当初その見え方は朧気なものであった。

 

1964年アメリカの物理学者ウィリアムズは影づけ法と呼ばれる画期的な方法を開発し、このウィルスの形状を明らかにした。

 

精製されたこのウィルス粒子は精巧な正20面体結晶形をしており、何と虹色オパール状に輝いていた。

ウィルスの大きさは様々だが、概ね1mmの

約1万分の1~2の大きさである。そのウィルスが3次元空間で最大の面積を持つ正多面体を形成していたとは正に驚くべきことである。

 

この影づけ法以降幾つかの方法が開発されウィルスの多彩な形状がやがて次々と明らかになって行くのである。